2月 オンラインコロナ教育 保育園・幼稚園関係者

受講者2500人から見えてきた現状    〜90%の人ができていなかった~

元自衛官感染防護専門家が伝える

~受講者3000人から見えてきた現状

        2年経っても90%以上の人が知らない現状〜

教育内容:「できていますか?正しい感染対策」

#1開催(2月) #2開催(3月上旬期)オンライン受講者
約70組(保育園・幼稚園職員)約250人

参加者の声

 

<教育終了し感じた(わかった)事>

 

〇 各種消毒液(次亜塩素水・界面活性剤等)使用時の反応時間が必要である事

  (すぐに拭き取らない)

〇 感染防護専門家の正しい対策が確認できた。

〇 教育後別途ご指導をいただき卒園式等の感染対策が具体化できよかった。

〇 新型コロナウイルスに必要な消毒液の濃度について、園で使用している消毒液の濃度を、
再確認する必要があると思った。「消毒液」と書いてあるので、どのウイルスにも効果があると思っていた。

〇 使用時の反応時間や噴霧量などは今まで、あまり意識しないで消毒を行っていたこと
を改めて正しく学習したので、そのことを守ってやっていきたい。

〇 丁寧に手洗いをすることを見直し、子どもたちにも再度正しい手の洗い方を指導していきたい。
また、保育現場・家庭の接触場所の消毒も行い、感染リスクを少しでも減少させることができるよう取り組んでいきたい。

〇 手洗いの徹底と正しい消毒(手指、遊具、玩具、日常生活の中で多く触れる所など)
の仕方に気をつけていきたい。園内での換気や消毒の仕方

〇 おもちゃに応じた消毒要領がわかった、園児用いすの横裏の消毒、教養の鍵の消毒

〇 手指消毒の量が少なかったり徹底できていなかったりしたので、
しっかり伝えて周知徹底していきたい。アルコール噴射量3㎖の意味がわかった。

〇 次亜塩素酸ナトリウム0.05%を使用方法、手すり等の正しい消毒方法がわかった。

〇 消毒液の濃度を容量%でなく体積%でみること

〇 正しい知識で対応することにより、リスク・ストレス・業務量が軽減されると思うので、
今一度、日常を再確認し、見直し、徹底していきたいです。

〇 新型コロナ感染症拡大が続く中、このようにオンライン研修会を開催していただき

保育所職員みんなで正しい知識を学ぶことができ、とてもありがたかったです。

最後の質疑応答では、具体的なこともお聞きすることができました。大変、貴重な研修

の場となりましたことに感謝いたします。どうもありがとうございました。

 

<質疑応答及び苦慮している事>

 

〇 陽性・濃厚接触判明時の初動対応要領、濃厚接触者の選定要領(保健所から依頼有)

〇 一人発症者が出た場合、その一人に対して専属の職員を配置するべきなのか。

〇 発症者と同じユニットの利用者を濃厚接触者(イエローゾーン)とした場合、
レッドゾーンとイエローゾーンのゾーニングはどの程度行えばよいのか。

〇 2歳児から5歳児までの幼児を対象として子どもたちができる
感染予防を繰り返し身につけさせていくこと。
しかし、発達状況によって難しい場合も考えられる。

〇 感染予防の作業によって、職員の保育以外の業務負担が増加している

〇 園内外のおもちゃや遊具の消毒・園児の手洗い指導に苦慮している。

〇 今後も保育所の職員や園児から、感染者を出さない方法

〇 手指消毒をはじめとする施設内外消毒に対して、職員により温度差がある。

(危機感の持ちようが違う。)

〇 0歳児から受け入れている施設であり園児からの感染拡大により、
陽性者・濃厚接触者の保護者が仕事を休まざるを得ないこと。

〇 保育園なので密を防ぐということ、低年齢児の基本的な感染対策の徹底の難しさ

〇 園から新型コロナウイルスの陽性者が出た場合の対応について

〇 0.1.2歳児の保育園なので、子どもたちも密であり、
今の時期に保育士はマスク姿での対応は仕方ないことである。
しかし、表情の読み取りや、感性を育てていく中で、
表情が目や声だけでの発信となることがこれからの子どもの育ちにどう影響を与えていくかとても心配である。

〇 消毒に関しては、アルコール濃度やできるだけの対応をしているが、菌は見えないため、
すべてのことができるかというと難しく、職員の手が回らないのが現状である。

〇 新型コロナ感染症者が拡大しないよう、各クラスでの保育をできる限り行っているが、
職員も当番があったり休みがあったりするので、職員の負担も大きい。

〇 今後の行事の持ち方、卒園式を行う方法、対策は

〇 教育施設での合唱や、身体的接触のある活動を控えるとの通達があるが、子ども達は

 歌を歌うことやわらべ歌遊びなどで友だちと触れ合うことが大好きなので、

 そのような活動をのびのびとできる環境つくりをどうしていくか…